チワワの寿命はどれくらい？平均寿命や延ばす方法を解説！

大きな瞳と愛くるしい顔立ちが特徴である、みんなの人気者チワワ。
アニコム損保の人気犬種ランキング2021でも、トイプードルに次ぐ第2位となっています。
小さくおっとりとした見た目とは反して、ぴょんぴょんと活発で、運動や遊びが大好きな犬種です。

そんな愛犬チワワが健康的に長生きするためには、寿命を知り、適切なケアをしてあげる必要があります。

この記事では、チワワの以下３点を解説しています。

愛犬とずっと一緒にいたい！という飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。

チワワの平均寿命とは？

2016年アニコム損害保険会社調べによると、チワワの平均寿命は13.7歳と比較的寿命の長い犬種となっています。
17,8歳まで生きる長生きのチワワもめずらしくありません。

チワワの平均寿命は、犬全体の平均寿命とほぼ同じで、運動や食事などに気をつけることで、より長生きが期待できます。

以下で、愛犬の寿命を延ばすために、今日からできることをお伝えいたしますね。

チワワのかかりやすい病気とは？

チワワの寿命を延ばすためには、まずは、かかりやすい病気を知る必要があります。

チワワのかかりやすい病気には、以下3点などがあります。

• 心臓病・・・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)
• 膝蓋骨脱臼(しつがいこつ だっきゅう)
• 水頭症(すいとうしょう)

一つずつ解説していきますね。

心臓病・・・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)とは、心臓にある血液の逆流防止弁がうまく機能しなくなってしまう病気です。

中高齢のチワワがかかることが多く、咳をする、散歩が嫌いになった、何となく元気がない…という症状が出ることが多いです。

基本的には、強心剤や利尿剤といった、心臓の負担を軽くする薬を飲んで対応していきます。

最近では、弁を治す手術も行われており、年齢や金額を考慮して行います。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつ だっきゅう)

膝蓋骨脱臼は、通称『パテラ』ともよばれ、後ろ足の膝のお皿が外れてしまう病気です。

「突然キャンキャン鳴いて、後ろ足を浮かせています…」

「足を痛がり、震えています…」

などというときは、膝蓋骨脱臼の可能性も高く、安静にして鎮痛薬で治療します。

水頭症(すいとうしょう)

脳脊髄液(のうせきずいえき)がうまく排出できないことで脳圧があがってしまい、ふらつきやけいれんなどの神経症状が現れる病気です。

先天的なことが多いですが、何かの病気があって二次的に起きることもあります。

歩き方や動きがおかしい…といった様子がないか、しっかり確認するようにしましょう。

チワワの健康寿命を延ばす5つの方法

チワワの健康寿命を延ばすためには、以下５点の方法があります。

一つずつ解説していきますね。

①定期的な健康診断を受ける

動物病院での定期的な健康診断を受けることはとても大切です。

病気になってから治療するよりも、予防をする方が簡単で重要です。
特に中高齢以降では、高頻度で心臓の病気になるため、年に1～2回程度の健康診断を受けることがおすすめです。
検査の頻度や内容は、愛犬の状態にもよるので、主治医の先生と相談してみましょう。

尿検査や糞便検査は、愛犬がいなくても手軽にでき、かつ分かる情報も多い検査なので、お散歩ついでに定期的にするといいですね。

②適度な運動～ストレス発散＋体型維持

チワワは小さいがゆえ、「お散歩は必要ないのでは？」と思われる飼い主さんもいらっしゃいますが、答えはNO!です。

運動や散歩など、飼い主さんと遊ぶことがとっても大好きな犬種です。
ドッグランで思いっきり走ったり、ボール蹴りが大好きな子も多いです。
また、適度な運動は体型の維持にもつながります。

太ってしまうことで骨格や心臓に負担がかかってしまうので、ケアが必要です。
ただし、子犬やシニア犬、何かしらの病気で治療中の場合には、無理をさせないようにしましょう。

チワワの平均体重は1～3kg程度とも言われていますが、個体差も大きいので、理想体重はBCS（Body Condition Score：ボディコンディションスコア）という基準で判断します。

BCS3が理想体重であり、これは、肋骨がうっすらと触れて、腰にくびれがある状態です。

分からない場合には主治医の先生に確認してもらいましょう。

③品種に合った食事にする

日々の食生活は愛犬の健康に大いに関わります。

ただ、市場にはたくさんのドックフードがあるので、どれをあげるべきか？悩んでしまいますよね。

チワワにあった食事のポイントは下記３点になります。

適切な体重管理は、心臓や関節の負担を軽減できます。
心臓病や膝蓋骨脱臼になりやすいチワワのためには、これらに配慮した食事がおすすめです。

また、チワワは偏食で少食の子が多い犬種です。
小さいあごで噛む力も弱いため、小粒で柔らかいものやウェットフードを選んであげるといいですね。

大きめの粒を「カリッカリッ」と鼻にしわを寄せながら食べることが大好きな子もいるので、愛犬の様子をみながらあげるようにしましょう。

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④室内の環境整備

チワワは膝蓋骨脱臼をしやすい犬種ゆえ、室内の環境を整えてあげるようにしましょう。

具体的には、下記3点になります。

活発がゆえ、家の中をぴょんぴょんと走り回ることが多いので、滑って転んでしまったり、高いところから飛び降りてしまったり…ということがしばしばあります。

その際に、足を痛めてしまったり、最悪の場合骨折をしてしまうこともあります。

「走らないようにね！」という言葉は聞いてくれませんので、あらかじめ部屋の対策をして事故を防ぐようにしましょう。

また、小さい体であるゆえ、温度や湿度管理も重要です。

季節に合わせて空調やブランケットなどで対応してあげましょう。

⑤歯みがきをする

チワワは長生きをする犬種であるため、高齢でよくなる病気『歯周病』にもかかりやすいです。

口臭やよだれが出るだけでなく、痛みや感染も引き起こし、ひどい場合には麻酔をかけて抜歯手術を行うようになります。

この『歯周病』の予防はただ一つ。

『歯みがきをすること』だけです。

ただし、チワワは威嚇して噛んでくる子も多いので、無理なく始めることが重要です。
はじめは歯ブラシを使わず、歯みがきシートの様なもので、こすってあげることからでも大丈夫です。

「毎日は無理かな…」という方なら3日に1回でもOKです。

犬の歯垢は3日で歯石に変わるため、その間にとってあげればいいのです。

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【まとめ】チワワの寿命はどれくらい？平均寿命や延ばす方法を解説！

愛犬チワワの寿命を延ばすためには、下記５点の方法を実践することが重要です。

チワワ特有のかかりやすい病気を理解し、しっかりと予防と対策を行うことで、一日でも長く愛犬と過ごせるようにしましょう！