柴犬の寿命は短い？平均寿命やかかりやすい病気、寿命を延ばす5つの方法を解説！

キリっとした表情で長いマズルを持ち、ザ・日本犬！といえば『柴犬』ですよね。
最近では人気犬種として上位にランキングしており、日本国内だけでなく、海外においても『SHIBA』と呼ばれ、愛されています。

そんな柴犬が健康的に長生きするためには、寿命を知り、適切なケアをしてあげる必要があります。

この記事では、柴犬の以下３点を解説しています。

• 平均寿命とは？
• かかりやすい病気
• 寿命を延ばす5つの方法

愛犬とずっと一緒にいたい！という飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。

柴犬の平均寿命とは？

2016年アニコム損害保険会社調べによると、柴犬の平均寿命は14.5歳と比較的寿命の長い犬種となっています。
犬全体の平均寿命が13.7歳なので、平均より長く生きる子が多い傾向にあります。

犬の寿命は体が大きいほど短く、小型になるほど長くなると言われています。
柴犬は、秋田犬や甲斐犬といった日本犬の中でも比較的小柄な犬種なため、寿命が長いのですね。

外飼いと室内飼いで寿命は変わる？

統計データはありませんが、基本的には室内飼いの子の方が長く生きる傾向にあります。
近年、犬の寿命が延びたのも、動物医療の発展とともに飼育環境の向上（室内飼いへの移行）も関与していると言われています。

外飼いの場合には、環境温度が大きく変わったり、感染症や事故に遭いやすい傾向にあるため、また、飼い主さんの目が届きにくいというのもあるかもしれません。

柴犬のかかりやすい病気とは？

柴犬の寿命を延ばすためには、まずは、かかりやすい病気を知る必要があります。

柴犬のかかりやすい病気には、以下３点などがあります。

• 皮膚病（アトピー性皮膚炎など）
• し間炎
• 認知症（認知機能不全症候群）

一つずつ解説していきますね。

皮膚病（アトピー性皮膚炎など）

『柴犬といえば皮膚病』というくらい、柴犬はよく皮膚トラブルを生じる犬種です。
なかでもアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになることが多い傾向にあります。

強いかゆみや脱毛を生じるために、原因をしっかり見つけることと同時に、かゆみ止めでの治療が必要となります。
また、薬用シャンプーやブラッシングを含めた日頃のスキンケアも重要です。

し間炎

し間炎は皮膚トラブルの一つではありますが、指と指の間がかゆくなったり、痛みを生じる疾患です。
皮膚が弱い犬種であるがゆえ生じますが、舐めたりかじったりすることで、さらなる悪化を引き起こします。

薬用シャンプーや塗り薬などで治療をし、必要に応じてエリザベスカラーの着用も行います。

認知症（認知機能不全症候群）

高齢の柴犬は、認知症によくかかります。
排泄を失敗したり、ワンワンずっと鳴いていたり、家の中で迷ってしまったり…
人の認知症と同じような行動障害が出ることが多いです。

根本的な治療はないので、精神安定剤などの投薬を行い、生活を補助していく必要があります。
愛犬の介護につきっきりで、飼い主さんが疲れてしまうことも多いので、家族や動物病院に頼るなどして付き合っていきましょう。

柴犬の健康寿命を延ばす5つの方法

柴犬の健康寿命を延ばすためには、以下５点の方法があります。

1. 定期的な健康診断を受ける
2. 適度な運動～ストレス発散＋体型維持
3. 品種に合った食事にする
4. 適切なしつけをする
5. 定期的にブラッシングや皮膚のケアをする

一つずつ解説していきますね。

①定期的な健康診断を受ける

動物病院での定期的な健康診断を受けることはとても大切です。
病気になってから治療するよりも、予防をする方が簡単で重要です。

特に柴犬は、皮膚病や耳のトラブルになりやすく、慢性化しやすいために、定期的に耳掃除などで診療を受けるといいでしょう。
検査の頻度や内容は、愛犬の状態にもよるので、主治医の先生と相談してみましょう。

尿検査や糞便検査は、愛犬がいなくても手軽にでき、かつ分かる情報も多い検査なので、お散歩ついでに定期的にするといいですね。

②適度な運動～ストレス発散＋体型維持

柴犬は室内でも飼いやすい犬種ですが、体が大きいがゆえ、運動はたくさんさせてあげる必要があります。
ストレスがたまったり、コミュニケーション不足だと狂暴になってしまうことも多いので、定期的なドッグランなどでの運動も必要です。

まん丸と太った柴犬をよく見かけますが、足や腰に負担がかかってしまいます。
運動とあわせて、以下でお伝えする食事にも配慮しましょう。

③品種に合った食事にする

日々の食生活は愛犬の健康に大いに関わります。
ただ、市場にはたくさんのドッグフードがあるので、どれをあげるべきか？悩んでしまいますよね。

柴犬にあった食事のポイントは以下３点になります。

• 皮膚や被毛のケアができる
• 良質なタンパク質を使用している
• 体重の管理ができる

皮膚トラブルが多い犬種ゆえ、皮膚に配慮した食事を選んであげる必要があります。
オメガ3などの必須脂肪酸が入っている食事は、皮膚や被毛の健康に役立ちます。
良質なタンパク質の摂取は、柴犬の大きな体格を維持するのに役立ちます。

そもそも良質なタンパク質とは、体内で作ることのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれているタンパク質のことで、健康寿命を延ばすためには必須の栄養となります。

おすすめドッグフード

アガリクス	セレクトバランス
詳細はこちら	詳細はこちら

④適切なしつけをする

柴犬は頑固で気の強い犬種であるため、間違ったしつけをすると、手に負えない子に育ってしまうことがあります。
そうなると、動物病院に連れて行くのも難しい…薬を飲ませられない…ブラッシングができない…
という様々なトラブルを生じてしまいます。

日常的なケアができないことは、寿命を短くしてしまうことにつながります。
しつけの基本は『ほめること』ですが、なるべく子犬のうちから行いましょう。
大人になってからしつけなおす場合には時間と労力が必要となります。
難しい場合には、獣医師やドッグトレーナーに相談をするようにしましょう。

⑤定期的にブラッシングや皮膚のケアをする

柴犬といえば、モコモコな被毛を持つ、ダブルコートの犬種です。
それゆえ抜け毛が多く、換毛期には家中が毛だらけ…と言うこともよくあります。

不要な毛は、通気性を悪くしてしまうので、皮膚状態の維持のためにはブラッシングが必要となります。
また、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルを生じやすい犬種であるため、シャンプーを含めた日頃のお手入れが重要となってきます。

お手入れを嫌がる子も多いので、上手にできたら『おやつをあげてほめてあげる！』ようにして、しっかりしつけていきましょう。

【まとめ】柴犬の寿命はどれくらい？平均寿命や延ばす方法を解説！

柴犬の寿命を延ばすためには、以下５点の方法を実践することが重要です。

1. 定期的な健康診断を受ける
2. 適度な運動～ストレス発散＋体型維持
3. 品種に合った食事にする
4. 適切なしつけをする
5. 定期的にブラッシングや皮膚のケアをする

犬らしい愛らしさをたっぷり見せてくれる柴犬。
そんな愛犬と一日でも長く過ごしたい方は、ぜひ今日から実践してみてください！