小柄でまんまるな瞳を持ち、フワフワで笑顔がかわいらしいポメラニアン。
体臭も少なく飼いやすいことから、以前より人気犬種として愛されています。
そんなポメラニアンが健康的に長生きするためには、寿命を知り、適切なケアをしてあげる必要があります。
この記事では、ポメラニアンの以下3点を解説しています。
- 平均寿命とは?
- かかりやすい病気
- 寿命を延ばす5つの方法
愛犬とずっと一緒にいたい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。
ポメラニアンの平均寿命とは?
2016年アニコム損害保険会社調べによると、ポメラニアンの平均寿命は13.4歳となっています。
一昔前までは、「犬は10歳まで生きれば立派!」と言われていたので、犬の寿命がどんどん延びていることが分かります。
というのも、獣医療の向上やドッグフードの改良、飼い主さんの意識の向上などが関係していると言われています。
寿命が長くなってきたとはいえど、愛犬とは1日でも長く一緒に過ごしたいですよね。
そのためには、ポメラニアンのかかりやすい病気を理解して、しっかり対策をとる必要があります。
ポメラニアンのかかりやすい病気とは?
ポメラニアンの寿命を延ばすためには、まずは、かかりやすい病気を知る必要があります。
ポメラニアンのかかりやすい病気には、以下3点などがあります。
- 気管虚脱(きかんきょだつ)
- 心臓病・・・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつ だっきゅう)
一つずつ解説していきますね。
気管虚脱(きかんきょだつ)
ポメラニアンは、よくこの『気管虚脱』という病気にかかります。
気管虚脱とは、空気の通り道である気管がペタっと潰れてしまい、うまく呼吸ができなくなってしまう病気です。
ガーガーと鳴いて苦しそう…、咳をする、呼吸が速いなどといった症状が出ます。
これといった原因は分かってはいませんが、
- 散歩時のけん引(首輪を強く引く)
- たくさん吠える
- 高温多湿の環境
などは首やのどに負担がかかり、発症しやすい傾向にあります。
ポメラニアンは警戒心が強く、たくさん吠える子が多いので、子犬のときからのしつけも大切になってきます。
心臓病・・・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)
僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓にある血液の逆流防止弁がうまく機能しなくなってしまう病気です。
中高齢の小型犬種がかかることが多く、ポメラニアンもその一犬種です。
咳をする、散歩が嫌いになった、何となく元気がない…という症状が出ることが多いです。
基本的には、強心剤や利尿剤といった、心臓の負担を軽くする薬を飲んで対応していきます。
最近では、弁を治す手術も行われており、年齢や金額を考慮して行います。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつ だっきゅう)
膝蓋骨脱臼は、通称『パテラ』ともよばれ、後ろ足の膝のお皿が外れてしまう病気です。
ソファーから飛び降りた後や散歩中などに、
- 突然キャンキャンいう
- 後ろ足を挙げている
- 震えている
といったことがある場合には、足を痛めてしまった可能性があります。
おおげさにふるまうことも多く、体に触れるだけで怒ったり鳴いたりすることもあるので、やみくもに触らず経過をみてあげるのも方法の一つです。
安静にしていて治ることが多いですが、改善がなければ動物病院に伺うようにしましょう。
ポメラニアンの健康寿命を延ばす5つの方法
ポメラニアンの健康寿命を延ばすためには、以下5点の方法があります。
- 定期的な健康診断を受ける
- 適度な運動~ストレス発散+体型維持
- 品種に合った食事にする
- 生活環境の工夫をする
- 定期的にブラッシングや皮膚のケアをする
一つずつ解説していきますね。
①定期的な健康診断を受ける
動物病院での定期的な健康診断を受けることはとても大切です。
病気になってから治療するよりも、予防をする方が簡単で重要です。
特にポメラニアンは、心臓病や気管の病気になることが多く、早期発見と早期治療が寿命を延ばすことにつながります。
検査の頻度や内容は、愛犬の状態にもよるので、主治医の先生と相談して決めるといいです。
尿検査や糞便検査は、愛犬がいなくても手軽にでき、かつ分かる情報も多い検査なので、お散歩ついでに定期的にするといいですね。
②適度な運動~ストレス発散+体型維持
ポメラニアンは活発で運動が大好きな犬種です。
ストレスがたまると無駄吠えや噛み癖がついてしまう子も多く、適度な運動でのストレス発散が重要です。
ボール遊びやドッグランなどで、定期的に体を動かすようにしましょう。
また、足の負担をとるためにも、体重管理は大切です。
次にお伝えする食事管理とあわせて行いましょう。
③品種に合った食事にする
日々の食生活は愛犬の健康に大いに関わります。
ただ、市場にはたくさんのドッグフードがあるので、どれをあげるべきか?悩んでしまいますよね。
ポメラニアンにあった食事とは、
- 被毛や皮膚の管理ができる
- 関節に配慮した成分が入っている
- 体重の管理ができる
といった食事です。
ポメラニアン特有のふわふわな被毛を維持するためには、ブラッシングやシャンプーなどに加えてフードから栄養を取ることも重要です。
オメガ3などの必須脂肪酸が入っている食事は、皮膚や被毛を整え、関節の維持にも役立つので、ポメラニアンには必須の栄養素と言えます。
関節に負担がかかりやすい犬種ゆえ、グルコサミンやコンドロイチン硫酸などの軟骨を保護する成分が配合されているドッグフードがおすすめです。
また、太ってしまうことで、関節や心臓・気管に影響が出るので、適正体重を維持することも重要です。
体重の管理は基本的には食事量で行い、難しい場合には、減量食などに変更するようになります。
おすすめドッグフード
アガリクス | セレクトバランス |
④生活環境の工夫をする
ポメラニアンは愛くるしい見た目に反して活発な犬種なので、部屋の中で駆け回ることが多いです。
関節に配慮するために、
- 床を滑らなくする
- 段差をなくす
などしてあげるといいでしょう。
また、気管虚脱に配慮して、加湿器や暖房器具などを使い、温度や湿度管理を季節に合わせて調整するようにしましょう。
⑤定期的にブラッシングや皮膚のケアをする
ポメラニアンといえば、モコモコな被毛を持つ、ダブルコートの犬種です。
それゆえ抜け毛が多く、換毛期には家中が毛だらけ…と言うこともよくあります。
不要な毛は、通気性を悪くしてしまうので、皮膚状態の維持のためにはブラッシングが必要となります。
よくサマーカットをするポメラニアンをみかけますが、短くバリカンカットすると、その後毛が生えてこなくなってしまうことがあります。
カットする場合には、必ずハサミで行うようにするといいですね。
【まとめ】ポメラニアンの寿命はどれくらい?平均寿命や延ばす方法を解説!
ポメラニアンの寿命を延ばすためには、下記5点の方法を実践することが重要です。
- 定期的な健康診断を受ける
- 適度な運動~ストレス発散+体型維持
- 品種に合った食事にする
- 生活環境の工夫をする
- 定期的にブラッシングや皮膚のケアをする
人懐っこく愛らしいポメラニアンと一日でも長く過ごしたい方は、ぜひ今日から実践してみてください!
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